日本で、コンテンツ販売のASPを初めて作る。
チャレンジングなプロジェクトだったが、壁は
多い。
(1)胡散臭い個人起業家と上場企業のタイアップ
(2)日本初で前例がなく、営業方法が分からない
(3)もちろん、売上・利益の予測がつかない
まずは、プロジェクトが本格的に始まる前に、壁が
立ちはだかった。
つまり、あまり実績のない個人起業家1名と、上場
企業のタイアップビジネスというのが最初の壁。
大企業には大企業なりのビジネスのやり方・作法が
ある。
そして、それは個人の僕には受け入れられないもの
であることも多い。
上場企業と実績のない個人起業家のビジネス契約。
結論を言うと、双方の弁護士を入れて、契約締結まで
2ヶ月弱の期間を要した。
「ビジネスを、素早く進めて稼ぎたい」
これは、双方同じ気持だが・・・
「得体の知れない個人起業家相手で大丈夫か?」
という、あちらの思いと、
「規模は大きいが、融通が利かな過ぎ!」
という、こちらの思いがあって、”妥協点”を
見出すのに時間がかかった。
システム開発やインフラ提供は全て先方の役割。
営業・企画については全て僕の役割。
そして利益は折半。
文字で書けばこの3行で収まるが、この契約をする
のに50日ほどかかった。
(つづく)