(2)金払えば誰かやるだろうという考え
これも失敗の、大きな要素。
当時、過剰に流動性資産が残っていたため、
プロジェクトが出来ると、すぐに人を集めて
いた。
その人の能力を見極めることもなく、毎月
20~30万円をポンポン支払う。
僕の当時の考えは、
「お金を払えば、恩義を感じて真剣にやるだろう」
というもの。
しかし、世の中そうは甘くない。
ほとんどの人は、単純作業しかできないわけで、
(というか、それすらも出来ない人が多い)
創造性のある仕事などは望むべくもない。
お金に釣られて来る人も多く、ほぼ全員が
能力不足、努力不足。
そういう状態なのに
「金を払えばやるだろう」
という、考えを持っていたために、
×お金はどんどん無くなる
×誰も仕事ができない
×誰かがやるだろうから僕はやらない
という状態になっていた。
こんなズサンな状態でプロジェクトは進む
わけがない。
今思い出しても、自分の馬鹿さ加減に驚くが・・・
当時は、お金があれば、すぐに人が働いて、
プロジェクトが完成すると勘違いしていた。
完全に自業自得。
高い勉強代を支払って、最近になって、ようやく
プロジェクトを進める難しさに気がついた。