1995年、上場企業に入社するも、手取り給料が
20万円を切る生活に嫌気がさしていた僕は、それでも
この状況をなんとかしたいとボンヤリと考えていた。
老後の生活どころじゃない、今も近い将来の生活も
「食うや食わず」の状態。
自分は「水呑百姓」のような人生を送るために
生まれてきたわけではない。
※(参考資料)両親に宛てたメール を参照
そう考えながらも、何も為す術がなく、その日その日を
無意味に過ごしていた。
・・・・・
人生の転機は突然にやってくる。
僕の場合は、コンビニでふと手にとった400円の
単行本が、人生の転機になった。
「お金を得する情報源」(今は絶版だと思う)
この何気ない本の何気ない1行の文章が人生を変えた。
「30歳までに100万円を貯金できない人は一生お金に困るでしょう」
この文章を見て、雷に打たれた(実際に打たれたことはありませんが)
ような衝撃を受けて、その翌日に、僕はお金を奪うもの、つまり
【車】 と 【単車】
を、売り払った。
ここが起業の始まりだったのかもしれない。(つづく)