車と単車を売って出来たお金は読書に使った。
当時、自分で商売をすることなどは思いもつかなかったので、
相場師(今風に言うと「トレーダー)になることができれば
いいと思っていた。
40歳までに2000万円を貯蓄。
それを30〜40%ぐらいで運用できればいいな・・・と。
※この考え自体、相当甘いわけだけれど
まずは、投資の本を買いあさり、営業途中の時間に
読んでいった。
読んでいった。
毎日毎日、本屋(秋葉原の「書泉ブックタワー」)へ
通い、お金がないときは立ち読みを。
少しお金に余裕がある時は何冊かを購入。
そういう感じで読んでいった。
人生はどこで変わるかわからない。
いつもの本屋で、相場の本を見ていた僕は、
マーケティングコーナーにあった、ショキングピンクの
ケバケバしい本を手にとったのだった。
あの本に触れた瞬間。
それが、直接起業につながった瞬間だった。(つづく)